児童文学作家の高木敏子氏。
今上陛下の「慰霊の旅」を巡って、
以下のように述べておられる。「中学生だった秋篠宮さまが、
両親と妹を亡くした戦争体験を綴(つづ)った
『ガラスのうさぎ』(昭和52年刊)を読んでくださり、
両陛下に勧めてくださったそうです。
それがきっかけとなり、東宮(とうぐう)御所や
皇居にお招きいただくようになりました。
…陛下からは国外を巡る『慰霊の旅』への
強い思いも伺いました。
私が『ご高齢ですから、控えられた方がいいのではないですか?』
と申し上げると、『そういうわけにはいかない』と。実は、お父上である昭和天皇から
『自分が行けなかった海外の戦地を巡って欲しい』
と言われたことがあるそうです。
いわば“遺言(ゆいごん)”のようなもので、
だからこそ、陛下はあれだけご熱心に巡られたのだと思います」と。勿論、陛下ご自身に深い“慰霊”のお気持ちがなければ、
様々な困難を乗り越えて行われて来た「慰霊の旅」はあり得なかった。
しかし、その背後に昭和天皇からのご附託があったのは
(ある程度、拝察は出来ても)、
確かな証言は少なかったのではないか。
大切な証言だ。
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